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WiMAX(ワイマックス)のメリット・デメリット、
契約から利用までの流れも紹介!

WiMAX(ワイマックス)のメリット・デメリット、契約から利用までの流れも紹介!

自宅や外出先での通信環境を整えたいと思った時、選択肢のひとつとなるのがWiMAXです。言葉自体はよく耳にするものの、どのようなものかよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、今さら聞けないWiMAXについて、どのようなものか解説し、メリット・デメリットと利用する際の流れを説明します。

そもそもWiMAX(ワイマックス)とはなにか?

WiMAXは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略称です。日本語にすると、「マイクロ波を用いた世界標準規格の通信方式」となります。

WiMAXは携帯電話の3GやLTEと同じ無線通信技術規格のひとつで、無線LANの標準化をしているIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)が規格化をおこなっています。そのため、WiMAXの規格は「IEEE802.16-2004」、日本で普及しているモバイルWiMAXの規格は「IEEE802.16e-2005」となっています。

実用的な視点で見ると、WiMAXとは「簡単な設定をすれば自宅や外出先に関わらず高速でネットが利用できるようになる通信端末」といえるでしょう。

おもに固定通信向けのものを「WiMAX」、スマホやモバイルルーターといった、持ち運んで使うものを「モバイルWiMAX」と呼んでいます。

WiMAX(ワイマックス)の7つのメリット

WiMAX(ワイマックス)の7つのメリット

WiMAXを利用するおもなメリットは次の7つです。

工事不要で即日利用可能

自宅でWi-Fi環境を整えたい場合、光回線を選ぶ人も多いかもしれません。しかし、光回線を利用する場合には基本的に工事が必要です。さらに、お申し込み後すぐに工事に対応してもらえるとは限らず、長い時には数週間待つこともあります。引越しの多い時期にはそれ以上の期間がかかる場合もあるでしょう。

一方、WiMAXの場合は工事不要です。難しい設定も必要ないため、端末が届いたら即日利用開始できます。そのためWiMAXは、工事の日程調整が難しい人や、会社や学校の寮に住んでいるなどそもそも工事がしにくい物件に住んでいる人におすすめです。

全国幅広いエリアで利用することができる

光回線の場合、工事した自宅でしかWi-Fiを利用できません。一方、WiMAXなら好きな場所でWi-Fiを利用できます。WiMAXはもともと光回線が開通できない地域でも、高速のインターネット回線を利用可能にすることを目的としていました。そういった側面もあり、よほどの山間部などを除いて全国幅広いエリアで利用できるのです。

ただし、WiMAXは基地局から電波を受信して通信環境を確保しているため、場所によっては十分な通信速度が得られない場合もあるので注意しましょう。

通信速度が速い

通信速度が速いことも、WiMAXのメリットのひとつです。現在のWiMAXのおもなサービスはWiMAX 2+で、下りの最大速度は558Mbps※1、au 4G LTE回線も利用することで下り最大1.2Gbps※1となっています。このスピードは一般的な光回線よりも速い速度です。

加えて、WiMAXはau 4G LTEのほかにau 5G回線も使用しています。WiMAX +5G対応端末の場合、最高通信速度は2.7Gbps※1となっており光回線の倍以上の速さです。

ただし、この数字は理論上の限界値であり、実際の通信速度はもう少し遅くなります。とはいえ、通常20~100Mbpsほどの通信速度なので、ネット利用にストレスを感じることは少ないでしょう。

  • ※1:ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であってもお客さまのご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。また、最大通信速度は対応機種により異なります。

月間データ通信容量の上限がない

WiMAXでは、現在「ギガ放題プラス(ホームルータープラン/モバイルルータープラン)」というプランのみとなっており、そのなかの「スタンダードモード」ではデータ通信容量の制限はありません(800MHzは非対応)。ただし、「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」としています。

実際にどのくらい利用したら通信速度制限がかかるのかは明らかではありませんが、一般的な利用形態であれば速度制限の対象になることはないでしょう。

公衆無線LANが無料で使用可能

新幹線車内のほか、カフェ、ホテル、駅など全国1万3,000ヶ所以上のWi-Fiスポットがあります。WiMAXでは、これらの公衆無線LANを使用することができます。他社の場合、公衆の無線LANを利用するのにオプション料金がかかりますが、WiMAXの場合は無料です。モバイルWiMAXの端末を持ち運ぶことも可能ですが、こうしたスポットも利用できるので快適です。

なお、UQモバイルが提供する「UQ Wi-Fiプレミアム」でも公衆無線LANを利用することができますが、新規お申し込みが2022年11月16日で終了し、サービス自体も2023年3月31日をもって終了することが発表されました。

一部機種で利用できるau Wi-Fi SPOTについても、2023年4月1日以降4月上旬までの間に利用できなくなりますので注意してください。

月額料金がお得

月額料金の安さもWiMAXの魅力です。WiMAX +5Gのギガ放題プラスホームルータープラン/ギガ放題プラスモバイルルータープラン※2は、「WiMAX +5Gはじめる割」適用時、1ヶ月の料金が4,950円(税込)から4,268円(税込)となり、お得に利用することができます(当月から25ヶ月間)。

対象の料金プランに加入のauユーザーならさらにお得

対象の料金プランに加入しているauユーザーなら、さらにお得にWiMAXを利用できます。自宅のインターネット回線をWiMAX +5Gに変えるとauスマートバリューが適用され、家族全員のスマホ料金がひとりあたり最大1,100円もの割引※3となります。

ただし、料金プランによっては割引が適用されない場合もあるため、WiMAXの契約前に必ず確認するようにしましょう。

  • ※2:一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります
  • ※3:ご契約回線には上限があります

WiMAX(ワイマックス)の2つのデメリット

WiMAX(ワイマックス)の2つのデメリット

WiMAXを利用するおもなデメリットは、次の2つです。

最大通信速度が出にくい

前述のとおり、WiMAX +5G対応端末の「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」などでは、下り最大速度が2.7Gbpsです。ただし、これは理論上の数字であり、実際の速度はもう少し遅くなります。といっても、通常20~100Mbpsほどの通信速度は出るので、動画などを視聴する場合でも問題はありません。

WiMAXに限ったことではありませんが、通信速度は混み具合やルーター・パソコン、LANケーブルのスペックによっても変動します。実測値が最大通信速度になることはほとんどないため、スペックの表示だけを見て判断するのは避けましょう。

料金体系が複雑なものが多い

WiMAXを利用する場合に大きなデメリットとなるのが、料金体系の複雑さです。WiMAXを提供する事業者は多数ありますが、元をたどればUQコミュニケーションズが提供するUQ WiMAXに行き着きます。実は、各事業者はこのUQ WiMAXのサービスを仕入れて各社のサービスとして販売しているのです。

これにより、回線の品質は同じであるのにも関わらず、キャンペーンで価格改定がおこなわれるなど、料金体系が複雑化しています。安くなるだけなら問題ありませんが、仕入れ原価は各社変わらないはずです。そのため、中途解約手数料が高かったり一定期間を過ぎれば利用料金が上がったりなど、複雑な料金設定により損してしまう可能性があるのでよく確認しておきましょう。

WiMAX(ワイマックス)プロバイダの賢い選び方

WiMAXを提供する事業者はさまざまありますが、どのように選ぶのがよいでしょうか。プロバイダの賢い選び方を、3つのポイントに分けてお伝えします。

用途に合ったコスパの良い料金プランを選ぶ

まずは料金プランの比較をしましょう。自身がどのようにWiMAXを利用するか使用用途をイメージし、必要なプラン内容に近いものを選ぶことで料金を抑えることが可能です。

現在、WiMAXの料金プランは「ギガ放題プラス」の1プランとなっています。したがって、回線を利用するにあたっては各事業者間で違いはありません。違いが出るとすれば、解約までの期間に縛りがあるかどうかという点です。プロバイダによっては契約期間の縛りなしのプラン、契約解除までに2年間の縛りがあるプランがあり、両方のプランを提供しているプロバイダもあります。

契約期間を考慮しながら、月額料金がお得なプロバイダを比較することも重要です。

利用するルーターで選ぶ

ルーターには、据え置き型のホームルーターと持ち運び可能なモバイルルーターの2種類があります。家でしかネットを利用しないのか、それとも外出先でもネットを利用したいかによってどちらが適しているかを選びましょう。

モバイルルーターはバッテリー充電式なのに対し、据え置き型のホームルーターはACアダプタで常に電源につないでいるため、電波の出力が大きい傾向があります。電波を受信する感度も高いため、通信速度が速く、最大接続台数が多いのも特徴です。

お得な特典や割引があるプロバイダで選ぶ

各事業者から提供されるWiMAXの大元は、UQコミュニケーションズのUQ WiMAXです。料金プランは「ギガ放題プラス」の1プランのみなので、通信速度などの違いはありません。したがって、キャッシュバックなどお得な特典や割引の有無でプロバイダを選ぶのも、ひとつの手です。

ただし、各通信会社のキャンペーンは期間ごとに変動します。契約の際は各社のWebサイトをチェックし、最新の情報を確認するようにしましょう。

通信速度が速くお得にWiMAXを利用できるUQ WiMAXがおすすめ!

UQ WiMAXのホームルーターは工事不要で面倒な手続きは不要です。配線もシンプルで、付属のACアダプタをコンセントに差すだけで使用開始できます。固定回線のように工事の日程を合わせたり、使用開始まで数週間待ったりなどの煩わしさはありません。

家でも外でもネットを利用したい方は、持ち運び可能なモバイルWi-Fiルーターがおすすめです。5G対応ルーターのラインナップも豊富で、快適なネット環境が提供されています。

WiMAX(ワイマックス)に関するよくある質問

ここからはWiMAXに関するよくある質問をご紹介します。

WiMAX 2+とWiMAX +5Gの違いは?

WiMAX +5GはWiMAX 2+の後継となるサービスです。従来のWiMAX 2+の回線に加えてauの5G回線を使った通信が可能となりました。大きな違いは、通信速度にあります。

従来のWiMAX 2+は下り最大440Mbps(一部地域で558Mbps)であるのに対して、WiMAX +5Gは下り最大2.7Gbpsです。また通信速度制限も撤廃されたため、より快適なネット環境が整います。

WiMAXは有線接続が可能?

WiMAXは、無線接続はもちろん有線接続も可能です。基本的には、WiMAXのルーターとパソコンは無線接続で利用するケースが多いと想定されますが、より安定性が欲しい場合は有線接続をおすすめします。

接続方法は、LANケーブルかUSBケーブルの2通りで、ホームルーターの場合は、対応するLANケーブルを双方に接続するだけです。モバイルルーターの場合、LANケーブルのポートがないためクレードルが必要です。クレードルのない機種を使う場合はUSBケーブルで接続しましょう。充電器をつなぐためのUSBポートにケーブルを接続すればパソコンと有線接続できます。

お申し込みからどのぐらいで使用できますか?

WiMAXは工事不要で、複雑な手続きや配線の必要がありません。そのため、ルーターが手元に届けばその日のうちにネットの利用開始が可能です。ルーターは、各事業者のWebサイトからお申し込み後、最短2~3日で手元に届きます。

UQ WiMAXをもっと詳しく
  • ※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
  • ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
  • ・「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。