WiMAX +5Gを利用するメリット・デメリットやWiMAX 2+との違いを解説!

WiMAX +5Gを利用するメリット・デメリットやWiMAX 2+との違いを解説!

最新の5G回線を利用して光回線並みの速度が期待できる、WiMAX +5G※1の導入を検討している方もいるのではないでしょうか。

また、現在WiMAX 2+を利用している方も、2022年秋以降から最大通信速度が440Mbpsから220Mbps※2に順次変更になるため、WiMAX +5Gへの移行を考えている方もいるかもしれません。WiMAX +5Gを利用するメリットやデメリット、従来のWiMAX 2+との違いを確認していきましょう。

  • ※1:5G回線は一部エリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。参考「UQ mobile(モバイル)のサービスエリア」(UQ mobile)
  • https://www.uqwimax.jp/mobile/area/
  • ※2:ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であってもお客さまのご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。また、最大通信速度は対応機種により異なります。

WiMAX +5Gを利用するメリット

WiMAX +5Gを利用するメリット

無線を使っているにも関わらず、光回線のように高速でネットが利用できるWiMAX +5G。このWiMAX +5Gを利用する4つのメリットを説明します。

① 工事が不要ですぐにネットを利用できる

WiMAXは工事が必要ないため、モバイルルーターが届けばすぐにネットを利用できます。マンションなど集合住宅で光回線の工事ができない人も、簡単に高速通信が利用できるため便利です。

WiMAXはネット上でいつでもお申し込みができるうえ、お申し込みから最短2~3日で機器が届きます。ホームルーターの場合は、コンセントにつなぐだけでよいため、届いてすぐにネット利用が可能です。

② ほかのモバイルWi-Fiルーターに比べ速度が速い

WiMAX +5Gは下りの最大通信速度が2.7Gbps※3※4※5あり、光回線に劣らないほどの通信速度を誇ります。ほかのモバイルWi-Fiルーターと比較しても、速度が圧倒的に異なることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

← スクロール →
モバイルWi-Fiルーター※6 下り最大速度
WiMAX +5G 2.7Gbps
WiMAX 2+ 440Mbps(2022年秋以降から220Mbps)
THE Wi-Fi※7 150Mbps
MONSTER MOBILE※8 150Mbps
AiR-WiFi※9 50Mbps
  • ※3:5G回線は一部エリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。参考「UQ mobile(モバイル)のサービスエリア」(UQ mobile)
  • https://www.uqwimax.jp/mobile/area/
  • ※4:ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であってもお客さまのご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。また、最大通信速度は対応機種により異なります。
  • ※5:「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」、「Speed Wi-Fi 5G X11」、「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」の場合
  • ※6:対象の機種による下り最大速度になります。
  • ※7:【公式】THE WiFi
  • https://thewifi.co.jp/faq/
  • ※8:MONSTER MOBILE
  • https://monster-mobile.jp/
  • ※9:AiR-WiFi
  • https://wifi-airwifi.com/

③ 月額料金がお手頃

月額料金だけで比較した場合、下表のようにWiMAX +5Gの料金は高いのでは?と感じるかもしれません。しかし、圧倒的な高速回線で、通信制限も緩やかだという点も加味すると料金はお手頃であるといえるのではないでしょうか。また、光回線の料金は月額料金が5,000円を超えるものが多く、それと比較すればWiMAX +5Gの月額料金はお手頃だといえるでしょう。

サービス名 月額料金
WiMAX +5G(ギガ放題プラス) 4,818円(税込)
THE Wi-Fi(THE WiFi 100GB) 3,828円(税込)
MONSTER MOBILE(マンスリープラン) 1,980円(税込)~
AiR-WiFi(サクッとプラン) 3,278円(税込)~

④ 同時接続をしても速度が落ちにくい

複数台で同時接続をしても、WiMAX +5Gは通信速度が落ちにくいこともメリットのひとつです。5Gは4Gと比べると10倍の台数が同時接続可能で、遅延も4Gの1/10に進化しています。快適に動画やオンラインゲームを楽しみたい場合は、ルーターとパソコンを有線LANでつなぐと、より安定した通信ができるでしょう。

WiMAX +5Gを利用するデメリット

WiMAX +5Gにはメリットだけでなく、いくつかデメリットもあります。ここではデメリットを3つ説明します。

① 5G回線が使えるエリアは限定的

5G回線を使用できるエリアはまだ限定的で、山間部や地方都市など5Gを使えないエリアがあります。しかし、基地局の整備は着々と進められているため、今後は5Gを使えるエリアも拡大するでしょう。(2022年11月時点)

また、5Gは非常に高い周波数を使用しており、障害物に弱く屋内には電波が入りづらくなることがあります。しかしWiMAX +5Gはau 4G LTEも利用しているため、5G回線がつながらない場合は自動で切り替えられ、ストレスのない利用が可能です。

② 通信が混雑する時間帯に速度が落ちることがある

WiMAX +5Gは月間データ量の上限はありません。以前は3日間に15GB以上の通信があると、一律で通信速度が制限されていましたが、2022年2月からはそうした一律の制限はなくなりました。ただし、一定期間内に大量のデータ通信利用があった場合は、通信が混雑する時間帯の速度が制限される場合があります。

③ 端末金額が割高

WiMAX 2+の端末と比較すると、WiMAX +5Gの端末は最新で高性能なため、価格が若干高い傾向があります。そのため、キャッシュバックなどのキャンペーンを利用して、お得に端末を手に入れることもできます。

WiMAX +5GとWiMAX 2+の違い

WiMAXは2009年にサービスが開始されました。WiMAX 2+はそのWiMAXの後継となるサービスで、2013年に登場しています。登場時、WiMAXの下り最大通信速度は40Mbpsだったのに対し、WiMAX 2+では下り最大通信速度が110Mbpsまで向上しました。その後WiMAX 2+は2015年に220Mbps、2018年には558Mbpsまで下り最大通信速度が向上しています。また、WiMAX 2+はWiMAX +5Gと異なり、3日間のデータ使用量が10GBを超えると、速度制限がかかります。

WiMAX +5GはWiMAX 2+の後継サービスで、下り最大通信速度が2.7Gbpsと光回線並みに進化しました※10。 また、WiMAX +5Gは「WiMAX 2+」「au 4G LTE」「au 5G」の3つのネットワークに対応しているため、広範囲で接続できます。2022年2月からデータ量上限なし(スタンダードモードの場合、800MHz非対応)になったことも大きな特徴です。ただし、先ほども説明したように大量のデータ通信をおこなった場合は、混雑する時間帯のみ速度制限がかかることがあります。

以上のように、WiMAX 2+とWiMAX +5Gの違いは「下り回線速度の速さ」や「通信速度制限の有無」、「接続エリアの広さ」です。

  • ※10:「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」、「Speed Wi-Fi 5G X11」、「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」の場合

2.4GHzと5GHzの特徴やWi-Fi接続時の切り替え方法

2.4GHzと5GHzの特徴やWi-Fi接続時の切り替え方法

WiMAX +5G対応のルーターにWi-Fiで接続する場合、2.4GHzと5GHzの2種類の電波が使われています。ここからは、それぞれの電波の特徴と切り替え方法を説明します。通信速度が遅いと感じた場合や通信が安定しない場合は、電波を使い分けるとよいでしょう。

2.4GHzの特徴

2.4GHzは遠くまで電波が届きやすく、障害物があっても電波が遮られにくいのが特徴です。Wi-Fiのスタンダードな規格で、広く普及しています。

しかし5GHzと比べると、多くの製品で使用されている周波数帯域のため、電子レンジやBluetoothなど、ほかの電子機器による電波干渉が発生しやすく、通信が安定しないことや通信速度が低下することがあります。ネットゲームや複数のデバイスを同時に使用すると速度遅延が気になる場合があるかもしれません。

5GHzの特徴

5GHzは高速通信が可能で、動画やネットゲームも快適に使用できます。2.4GHzと比べて、ほかの電子機器の電波干渉を受けにくいのが特徴です。

ただし、5GHzは遠方には電波が届きにくく、近くの端末にしか電波を飛ばせません。また、建物の壁や床などの障害物に弱いため、部屋や階が異なる場合は通信が不安定になることがあります。

Wi-Fi接続時における2.4GHzと5GHzの切り替え方法

Wi-Fiの初期設定は2.4GHzに設定されていることが多く、通信が不安定な場合は5GHzに切り替えてみると改善する可能性があります。機器によって手順が多少異なりますが、ほぼ同じ手順で切り替えが可能です。ここでは、UQ WiMAXの「Speed Wi-Fi 5G X11」を例にWi-Fi接続で5GHzに切り替える方法を説明します。

まず、モバイルルーター本体から設定する場合を説明します。

  1. ホーム画面から「クイックメニュー」→「Wi-Fi周波数設定」を選択
  2. 「5GHz(屋内)」「5GHz(屋外)」「5GHz(屋外、144ch有)」のいずれかを選択する
  3. ディスプレイのメッセージを確認して「OK」を選択する

周波数の設定で「5GHz(屋内)」「5GHz(屋外)」「5GHz(屋外、144ch有)」とわかれているのは、5GHzの一部の周波数は屋外での使用が禁止されているからです。屋外で使用する場合は必ず「屋外」と書かれたものを使用するようにしましょう。

また、5GHz帯は気象レーダーも使用しており、近くで気象レーダーが使われている場合は電波干渉が起きる可能性があります。そのため、5GHzに切り替えたあとは、電波干渉が起きていないかをDFSチェックという機能で確認されます。そのため、切り替えてから1分程度はWi-Fiが使えませんが、故障ではありません。

5GHzへの切り替えは、パソコンなどのブラウザから設定することもできます。手順は次のとおりです。
  1. クイック設定Webを起動して、管理者パスワードを入力してログインする
  2. 「Wi-Fi設定」のなかにある「Wi-Fi設定」をクリック
  3. 「Wi-Fi周波数設定」の「帯域設定」で、「5GHz(屋内)」「5GHz(屋外)」「5GHz(屋外、144ch有)」を選択
  4. 「設定」をクリック
  5. メッセージが表示されるため、内容を確認して「OK」をクリック

5G※11に対応したホームルーター・モバイルWi-FiならUQ WiMAXがおすすめ!

UQ WiMAXは固定回線と異なり工事不要で即日開通が可能です。ホームルーターやモバイルルーターをお申し込み後、端末が手元に届けばすぐにネットを利用できます。

UQ WiMAXのホームルーターは、電源にコンセントをさすだけで使用可能です。固定回線のように複数の配線を使用する必要がないため、家のなかのコンセントがある場所なら、どこでも使用できます。

家でも屋外でもネットを楽しみたい方には、モバイルWi-Fiルーターがおすすめです。ルーターがコンパクトでどこへでも持ち運べるため、屋外でも快適に使用できるでしょう。

UQ WiMAXが選ばれるポイントは、以下のサイトでも詳しく説明されています。UQ WiMAXに興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。

UQ WiMAXをもっと詳しく
  • ※11:5Gは一部エリアでの提供です。詳しくは下記をご確認ください。
  • 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」
  • https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
  • ※本記事に掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
  • ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
  • ・「Bluetooth®」は、Bluetooth SIG, Inc. USAの商標または登録商標です。
  • ・「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。