月末になると、Wi-Fiの通信速度が遅いと感じることはありませんか?その原因は、もしかするとデータ通信量の通信制限かもしれません。
データ容量を気にせずにネットを楽しみたい方は、月のデータ容量に上限のない※1WiMAXのプランがおすすめです。WiMAXのデータ容量に上限のないプランとは何なのか、WiMAXの基本情報や注意点などを見ていきましょう。
- ※1:スタンダードモード(800MHzは非対応)の場合。
WiMAXの基本情報
WiMAXは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略です。そもそもWiMAXとは何なのかについて、基本情報やサービスの使い方などをまとめました。
WiMAXとは?
無線で通信する方法には、Wi-FiやBluetoothなどいろいろな規格(方式)があります。WiMAXとは、携帯電話の4GやLTEなどと同じ通信技術規格であり、無線でネットをするための規格の一種です。
WiMAXを含め、持ち運んで使えるルーターは「ポケットWi-Fi」や「モバイルWi-Fi」、自宅据え置き型のルーターは「ホームルーター」とも呼ばれます。日本では2009年から、UQコミュニケーションズがモバイルWiMAXを用いたサービスの提供を開始しました。
一般的に、固定回線の利用を開始する場合は、業者に依頼してインターネット回線の工事をすることが必要です。しかしWiMAXでは固定回線とは異なり、WiMAX専用のルーターを使います。
専用のルーターを自宅に置く、または外出先に持っていくことで、工事なしでスマホやパソコンなどをネットに接続可能です。回線工事の業者に工事日程の予約を取ったり、宅内工事に立ち合ったりする必要もありません。
WiMAXの強みは通信速度の速さです。5G※2に対応する地域では下りで最大速度は下り4.2Gbps※3※4、上り286Mbps※3※4の高速通信が可能になっています。
- ※2:5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
- 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」
- https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
- ※3:ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であってもお客さまのご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。また、最大通信速度は対応機種により異なります。
- ※4:「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」、「Speed Wi-Fi 5G X12」の場合
WiMAXを使うには?
WiMAXを使うには、まず申し込み先となる接続事業者(プロバイダ)を選びましょう。WiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズをはじめ、同じWiMAX回線を利用したプロバイダが複数存在します。サービス内容はもちろん、料金プランも異なるので自分に合った契約先を選んでください。
契約するプロバイダが決まったら、次は契約プラン(使用回線、容量)と専用ルーターを選びましょう。WiMAXのプランは、従来のWiMAX回線をメインで利用する「WiMAX 2+」と、それに加えてauの5G回線にも対応する「WiMAX +5G」があります。ただし、「WiMAX 2+」の新規受付は終了しているので、実質的には「WiMAX +5G」を現時点では選ぶことになります。
WiMAXのルーターを比較する際に注目すべきポイントは、端末の「最大通信速度」と「操作性」、「連続通信時間」の3つです。それぞれの特徴についてまとめました。
・最大通信速度
通信速度を比較する際には端末情報として公表されている、最大通信速度(上り・下り)を比較します。下り速度はデータをダウンロードする際の速さ、上り速度はデータをアップロードする際の速さです。端末の通信速度を比較する際は、利用頻度が高い下り最大速度が指標として使われます。
・操作性
端末の操作性は、毎日ストレスなくネットを利用するうえで重要な要素です。端末によっては接続設定が煩雑なものもあります。また、Wi-Fiルーターの表示画面が大きな端末は、情報を一目で確認できるでしょう。
タッチパネルタイプの端末は、スマホと同じように直感的な操作に長けています。どの端末を選べばよいかわからない方は、可能ならば実際に店舗で端末を手に取って、操作性を確認してみてください。
・連続通信時間
バッテリー容量と通信時に消費する電力は、連続通信時間の長さを左右します。連続通信時間の長い端末は、一度の充電で長時間利用可能です。外出先でも長時間通信できるうえ、モバイルバッテリーを持ち歩く必要もありません。
WiMAXの「データ容量上限なしプラン」とは?
WiMAXの上限なしプランでは、データ容量の上限なし※1でネットの利用が可能です。2022年、UQ WiMAX公式ホームページで、WiMAXが容量制限を緩和したことが発表されました。
今までのWiMAX上限なしプランでは直近3日間の通信量が計15GBを超えると、超過した翌日の夜間帯(午後6時〜午前2時頃)に速度制限が発生していたのです。しかし、速度制限は大幅に緩和されました。
公式ホームページでは「一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」とのみ記載されており、具体的なデータ容量の上限に関して言及はありません。
また、WiMAX +5Gの「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」「ギガ放題プラスS Netflixパック」※3※5では、サービスが利用できるエリアごとに、スタンダードモード(標準)とプラスエリアモード(有料)の2つのサービスを提供しています。スタンダードモードでは、従来のWiMAX 2+エリアに加えて、au5G/4G LTEの一部のエリアでも利用可能です。月額1,100円のオプションである「プラスエリアモード」※6に入ると、スタンダードモードより広いエリアで高速通信サービスを利用できます。
- ※1:スタンダードモード(800MHzは非対応)の場合
- ※3:ベストエフォート型サービスです。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であってもお客さまのご利用環境、回線の状況などにより大幅に低下する場合があります。また、最大通信速度は対応機種により異なります。
- ※5:新規事務手数料: 税込3,300円がかかります。
- ※6:「プラスエリアモード」で月間データ容量を超えた場合、当月末までの通信速度を送受信最大128kbpsに制限します(翌月1日に制限を順次解除します。スタンダードモードのご利用時は対象外です。)。
WiMAXの「データ容量上限なしプラン」を使う際の注意点
以前のサービス内容よりも自由度が増したWiMAXの上限なしプランですが、いくつか注意したい点もあります。快適にWiMAXを利用するためにも、以下の2点に気をつけましょう。
容量制限緩和の適用はWiMAX +5Gのギガ放題プラスのみ
容量制限緩和の適用は、WiMAX +5Gの「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」「ギガ放題プラスS Netflixパック」※5※7」プランのみです。5G※2が使えない旧プラン「WiMAX 2+」は引き続き容量制限があります※2。しかし先述のとおり、旧プランの新規申し込みは終了しているため、これからWiMAXの利用を検討している方は、この点に関しては特に気にする必要はないでしょう。
「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」「ギガ放題プラスS Netflixパック」では、どれだけネットを使っても、5Gでの高速通信をデータ容量上限なし(スタンダードモードの場合)で利用できます。ただし一定の条件によっては、通信速度に制限がかかる可能性がある点には注意が必要です。
データ容量が多い動画の頻繁な視聴や、一般的にインターネット回線が混雑しやすい午後5時〜午後11時頃の時間帯での利用には、通信速度に制限がかかる可能性があります。
とはいえ、3日で60GB〜100GBのデータ容量を消費しても速度制限はかからないというユーザーのコメントも多く、新プランでは上限なしでネットを利用できるようになったといえるでしょう。
- ※2:5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
- 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」
- https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
- ※5:新規事務手数料: 税込3,300円がかかります。
- ※7:一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。(近接位置に必要です)
プラスエリアモード(有料)は制限あり
先述のとおり、プラスエリアモード(有料)※8※9とはスタンダードモードとは別にauの回線を使用し電波を拡張することができるオプションサービスです。
ただし、このプラスエリアモードには一定の制限がある点に注意が必要です。通信可能対応エリアは広がるものの、プラスエリアモードで月の利用量が30GB※8を超えた場合は、その月末までの通信速度に制限がかかります。
WiMAX +5Gの「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」「ギガ放題プラスS Netflixパック」はスタンダードモード(標準)※1で、WiMAX 2+回線とau 5G回線、au 4G LTE回線(Band1/3)の回線を使用可能です。プラスエリアモードはこれらの回線が使用できない場合のみ利用するようにし、エリア内ではスタンダードモードに戻しておくと、通信速度の制限を受ける心配がありません。スタンダードモードの対象エリアは、契約先として選んだプロバイダの公式ホームページから確認可能です。
- ※1:スタンダードモード(800MHzは非対応)の場合。
- ※8:「プラスエリアモード」で月間データ容量を超えた場合、当月末までの通信速度を送受信最大128kbpsに制限します(翌月1日に制限を順次解除します。スタンダードモードのご利用時は対象外です。)。
- ※9:ご利用されるエリアの混雑状況により速度が低下する場合があります。
WiMAXのデータ容量上限なしプランを利用したい方は「UQ WiMAX」がおすすめ
WiMAXを提供するプロバイダは数多くあります。しかし、速度制限を気にせずにサクサク外出先でもネットを楽しみたい方には、UQ WiMAXの上限なしプランがおすすめです。
一定の条件下で通信速度が落ちる可能性はあるものの、データ通信容量は上限なし※1で利用できます。この上限なしプランはUQ WiMAXがサービス提供元であり、販売店もあるため、契約前に何かわからないことや、不安なことがあっても気軽に相談できる点も安心です。
2023年1月現在、UQではWiMAXをお得に利用できるキャンペーンを実施しています。「WiMAX +5G割」は「ギガ放題プラスS」「ギガ放題プラス」「ギガ放題プラスS Netflixパック」に加入者全員に適用されるサービスです。加入後13ヶ月間は682円(税込)/月割引されます。特別な手続きをしなくても自動で料金の割引を受けられるのも魅力です。
また、「auスマートバリュー」またはUQ mobile「自宅セット割 インターネットコース」の適用期間中はプラスエリアモードのオプション利用料は無料となります。「auスマートバリュー」またはUQ mobile「自宅セット割 インターネットコース」の適用が外れた場合は翌月から、プラスエリアモードご利用の際に1,100円の利用料がかかります。
さらには、UQ mobileスマホやauスマホとWiMAXをセットで契約すると、スマホのご利用料金がお得になる割引を受けることも可能です。※10通信データ容量の上限を気にすることなく、Wi-Fiルーターを使用したい方は、ぜひUQ WiMAXをご検討ください。
- ※1:スタンダードモード(800MHzは非対応)の場合。
- ※2:5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
- 参考「対応サービスエリア(UQ WiMAX)」
- https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
- ※10:ご契約回数には上限があります。
- ※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
- ・「Galaxy」は、Samsung Electronics Co.,Ltd.の商標または登録商標です。
- ・「Bluetooth®」は、Bluetooth SIG, Inc. USAの商標または登録商標です。
- ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
- ・「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
- ※記載の情報は2024年09月時点のものです。